HOME >症状と対応例3/3

症状と対応例3/3

●変形性関節症

進行性の関節痛と運動障害を生じる疾患で、関節リウマチなどと異なり、炎症によらないものを言います。
原因は、加齢による老化に関節の使い過ぎなどが加わって起こる一次性のものと、関節面にズレが生じ、徐々に軟骨がすり減って起こる二次性のものがあります。
軽度のレベルでは、歩き始めや正座から立ち上がるときなどに痛みを伴い、使っている内に痛みが消失し、さらに使っていると痛むという特徴があります。
重度になると常に痛み、骨の変形や関節の腫れ・水(関節液)が溜まるなどの症状が生じます。

【対応例】骨盤、頚椎、膝等(部位別)の施術及び体操指導等。


●関節リウマチ

関節を包む滑膜の炎症から始まり、症状の悪化と軽減を繰り返し、軟骨や骨が破壊される非化膿性の多発性関節炎が関節リウマチです。
関節の痛み、腫れ、運動制限と、朝のこわばりが特徴です。
痛みは安静時にもあり、特に朝方に強く、天候の影響を受けやすく、進行すると種々の変形が生じます。
臨床的長期寛開型・完結的経過型・進行型の3つに分類されます。

【対応例】手、足関節(部位別)の痛みを軽減するための施術及び体操指導等。


●湿疹・アトピー性皮膚炎

湿疹は、外界の刺激から生体を防衛しようとする皮膚の反応で、かゆみを伴う無菌性の疾患です。
アトピー性皮膚炎は、皮膚の乾燥しやすい人や刺激に弱い皮膚を持った人に起こる、慢性に経過する湿疹を言います。食物・環境上の特定の抗原(ダニ・ハウスダストなど)によるアレルギーも一部では病気の悪化に関係しますが、このアレルギーの関与については、未だ明らかになっていません。
皮膚の乾燥と刺激に弱いことの原因として、表皮のいちばん上層を構成する角質細胞間に存在する脂質(主としてセラミド)の減少が考えられます。

【対応例】骨盤、頚椎、胸椎などの施術及び体操指導等。またアレルゲンとなり難いボディシャンプー、保湿剤の使用等。

inserted by FC2 system