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症状と対応例2/3

●脱臼・捻挫

関節構造の位置関係が正常な位置から逸脱した状態が脱臼であり、関節が外力によって過度の運動を強制され、靭帯・関節包・皮下組織などが損傷した状態を捻挫と言います。
脱臼は、先天性脱臼と後天性脱臼に分類され、後天性はさらに外傷性・病的・反復性・随意性に分類されます。
捻挫は、靭帯損傷の程度に拠ってT〜V度に分類されます。
T度:小線維断裂
U度:部分断裂
V度:完全断裂
この様に捻挫には様々なものがあり、安易に放置すると後々に機能傷害を残すことがあり、初期の適切な処置が大切です。

【対応例】手、肘、肩、足関節(部位別)等の施術(状況に応じ操体法を含む)及び体操指導等。


●肋間神経痛

肋間神経痛は、肋骨に沿って走る肋間神経に何らかの障害が起こり、突発性の痛み(通常は片側のみ)を伴うもので、神経に沿って帯状に痛みが出ます。

【対応例】頚椎、胸椎などの施術及び体操指導等。


●変形性脊椎症

変形性脊椎症は、椎骨に棘(とげ)状の骨棘(こっきょく)や、瘤(こぶ)状の骨の塊が出来、それが神経を圧迫する事によって痛みが出ます。 因みに、これらが坐骨神経を圧迫すると、坐骨神経痛となり特に中高年の男性に多く発症します。

【対応例】骨盤、腰椎、胸椎、頚椎等(部位別)の施術及び体操指導等。


●坐骨神経痛

坐骨神経痛 坐骨神経痛は、お尻のエクボの辺りを通る坐骨神経が圧迫される事により生じる痛みです。 原因としてもっとも多い疾患は、腰椎椎間板ヘルニアで、痛みが緩和する方向へ側湾の姿勢をとる特徴があります。また、その際の骨盤のズレにより背骨全体が歪んでしまい、肩こりや膝痛などの2次的症状が現れることも あります。

【対応例】膝、骨盤、腰椎、肩等(部位別)の施術及び体操指導等。


●骨粗鬆症

骨を構成するリン酸カルシウムなどの骨塩とコラーゲンなどのたんぱく性基質の絶対量が病的に減少している状態を骨粗しょう症と言います。
骨は、常に形成と吸収(破壊)を繰り返しており、この過程(骨代謝)で吸収(破壊)が形成を上回ると、骨の絶対量(骨量)が減少していきます。
老化や閉経は、その度合いを加速し、特に女性は男性の約30倍発症率が高く、日本人女性の場合、50代後半で約1/5、60代後半で約1/3、そして70代後半では約1/2の人が骨粗しょう症と言われます。
腰や背中の痛みと重圧感、疲れやすさを訴え、わずかな外力でも簡単に背骨が圧迫骨折をおこします。 (若い頃と比べ、身長が数センチ縮んだ方は、要注意です。)

【対応例】骨盤、腰椎、胸椎、頚椎等、痛みを緩和する施術及び補強の為の体操指導等。必要に応じ、骨塩補強のためのカルシウム(+ビタミンD)、たんぱく性基質補強のためのコンドロイチン硫酸等のサプリメントも用いる。

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